土と水と風と陽で出来ている

人生初の海外旅行。

11日の行程でローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、パリを巡ってきた。

この歳になるまでパスポートも持ったことが無く、

慌てて申請し、あれよあれよと言う間に旅立った。

 

どうせ海外に行くならヨーロッパだろうということで、

かねてから一度は訪れてみたいと思っていたヴェネツィアとパリのルーヴルをメインに。

降り立った瞬間に目に飛び込んできた異国の色と光。

なんていうか、あ、来れちゃったのかっていう感じ。

昔から憧れていた異国の地へとあっさり来れてしまったことに実感が追いつかないままに、

観光地や有名どころをあちこち散策。

 

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当然、観光地をメインに巡ったわけだから、華やかな景色を目にすることも多く、

きっと等身大の暮らしよりも脚色された風景なのだろうとは思う。

それでも、その土地の空気感や彩りを感じることはできたし、

恐らく重要であるとされる美意識や生活感というものも肌で感じることができた。

自身は片言の英単語を話す程度の会話力だったけれど、

それでも明らかにコミュニケーションの温度感が違うのもよくわかった。

挨拶や礼節の形が強要されたり義務付けられるわけでもなく、

自然と言葉が交わされる。

時には丁寧に、時には驚くほどフランクに、

そのあたりがはっきりとした違いだった。

 

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聖堂や古代遺跡の建造物なんかは

実際に目の当たりにするとそのスケールに圧倒された。

今までに写真やwebではいくらでも目にしたことのある光景でも、

実物は圧倒的で、その背景にある歴史や文化の影響力を想像するだけで楽しい。

 

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美術館に関しても、ウフィツィ、ルーヴル、ポンピドゥー、パレ・ド・トーキョー、オルセーと見て回った。

ルネサンス、印象派、アールヌーヴォー、

授業で習った作品や幼少期から知っていた名画、好きだった画家の作品が

それこそこれでもかと言わんばかりに並んでいて、

ただただ鳥肌を立てていた。

 

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現代アートのポンピドゥーとパレ・ド・トーキョーも熱気に包まれていた。

大型のインスタレーションも軽々と展示されていて、深夜遅くまで賑わっていた。

これだけの文化と文脈、エネルギーがあれば、これほどの規模まで発展するのも納得だった。

 

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あっという間の旅行だったけれど、

海外の文化や美術に触れ、改めて自国の文化と対比してみることができた。

もちろんそれは美術に限ったことではなく、物価から食から何から、

どんな気候の中で、どんな土の上で、どんな光に照らされて、

どんなルーツがあってその文化が成り立っているのか、

改めて考えるきっかけとなった。

 

文化の違いを感じ、言葉の壁を越えて繋がることを知った。

自分が描くものも言葉を越えて感覚を届けられるのだと信じ、

もっと広く歩いていこうと思う。

 

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